英国のスター候補ハムザ・シェラーズがWBC世界ミドル級タイトルに挑戦。小柄なアダメスの突進を長身を利したジャブでひたすら止め続ける勝利に徹した立ち上がり。しかし中盤、アダメスにそのジャブをかいくぐって接近されるとガードを固めて打ち終わりを待つだけになってしまいポイントを失い続ける。それなのに最初からの戦い方に変化が見られない。当初の作戦は破綻しているのに"プランB"がないのだ。インターバルではどうしてもシェラーズを売り出したいプロモーターのフランク・ウォーレンが居ても立ってもいられずに席を立ってアッパーの仕草を見せながら「もっと打たせろ」とばかりに陣営に指示を出す始末。最終盤になってやっと打ち合ったものの、ポイントを取りきれず三者三様のドロー。試合後左こぶしを気にする仕草を見せたシェラーズ。痛めたのか?いずれにせよやや失望の試合ぶりだった。
